Profile
藤本由美子と申します。1964年9月2日生まれ。山梨県で眼科医をしています。某医科大学卒業後、付属の大学病院眼科を経て、現在は眼科クリニックを経営しています。視力低下にご用心!やはり日常生活に支障が出ますし、できれば避けて通りたいですよね?!「目を大切に」をモットーに、このサイトで目や視力に関してご説明したいと思ってます。

先天的なものと後天的なものがある乱視の原因

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「乱視」を引き起こす原因には、生まれながらにしての先天的なものと、生活環境や病気などによる後天的なものとに分けられます。
「先天的な正乱視」の場合は、角膜のカーブが均一でないために発生するもの。母親のおなかにいる時の胎児の状態や出産時の対処による影響もあるとされています。
「後天的な不正乱視」では、目のケガや角膜の病気によって起きるものです。ほかにも、後天的なものとして、遠視や近視が引き金になり、「正乱視」が起きるケースがあります。特に近視の初期の状態で、目を細めて物を見ていると、こうした癖が知らず知らずのうちに角膜に悪影響を及ぼしていたりします。目のまわりの筋肉が角膜に余計な圧迫を与え、角膜の変形を起こすことにつながるのです。ですから、日頃から目を細めて物を見る習慣は避けなくてはなりません。若いうちは弱い乱視だと、無意識に対応できていることもありますが、30代を過ぎると次第に調整力も落ちていきます。結果的に乱視の影響が出やすくなるのです。「目の奥が疲れやすい」「頭痛、肩こりがひどい」「信号がにじんで見える」などといった症状が顕著な場合は、「乱視」の可能性もあるので注意が必要です。近視の人でも、そのうち6割が「実は乱視を併発している」といわれているほどです。
また、逆さまつげや乳幼児の肥満でも「乱視」を起こすことがあります。いずれの場合も早期発見、早期治療が大切です。