近視になる原因は夜型の生活習慣や目の疲労などから
日本人の近視人口は約5000万人以上いるといわれています。およそ3人に1人が近視ということになるのです。これほどまでに多い日本人の近視。その勢いは止まりそうもなく、小学生でも約25%が近視とか。子どものうちからメガネをかけるはめになってしまうとは、明らかに現代病のひとつ。その原因の大半が環境によるもの。また、「明確な証明が現段階でなされていない」というものの、遺伝的な要因もあるようです。
環境によるもの
なんといっても朝から晩まで携帯でメール、パソコンで作業、ゲームなど。近くのものを見て目の疲労度が増えること自体、日常生活の中で数えきれないほどあります。昔は近視の原因は「テレビの見すぎ、本の読みすぎ・・・」といわれていましたが、それ以上に多いのが、こうしたハイテク機器の使用による「眼精疲労」。近くの物を長時間見ることによって、目の毛様筋は緊張しまくり。視力低下を引き起こすことになるのです。また、子どもたちも外で遊ぶ機会が減り、運動不足が目立っています。これらすべてのことが、近視のもとを作りあげているのです。
遺伝によるもの
遺伝に関しては、それを否定する説もありますが、親から受け継ぐ体質、体格、顔形が似るように、眼の形も似るといわれています。眼に関していえば、角膜の大きさやカーブ、水晶体の厚み、眼軸なども親と同じようなバランスになることが多く、結果的に近視になる傾向が強いというわけです。確かに親子でメガネ、親戚を見ても一家そろってメガネというケースも少なくないですよね。ただし、遺伝子レベルでどこがどう遺伝するのか、ということになるとまだまだ解明されていません。