Profile
藤本由美子と申します。1964年9月2日生まれ。山梨県で眼科医をしています。某医科大学卒業後、付属の大学病院眼科を経て、現在は眼科クリニックを経営しています。視力低下にご用心!やはり日常生活に支障が出ますし、できれば避けて通りたいですよね?!「目を大切に」をモットーに、このサイトで目や視力に関してご説明したいと思ってます。

環境的な要因と遺伝的な要因がからむ視力低下の原因

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視力の低下を引き起こす原因は、環境的な要因と遺伝的な要因とに大きく分けられます。両親が近視だと子どもも近視になる確率が高いといわれていますが、遺伝性に関してはまだはっきりと解明されていない部分があるようです。それ以上に深く関係しているのは環境的な要因。これは「生活習慣」によるものが大でしょう。
まず一番にあげられのが、「目の疲労」。パソコンや携帯メール、ゲームなど、小さい画面を至近距離から長い時間、凝視していると目の調整機能をつかさどる筋肉、毛様筋が常に緊張している状態に。その結果、ピントが合わせづらくなり視力の低下を招くのです。
「姿勢の悪さ」も目によい影響を与えません。猫背は背中が丸まった状態であるため、首から上がうっ血してしまい、眼球の内圧が高まっていきます。毛様筋も緊張し、眼軸(角膜から網膜までの長さ)にも影響が出て、近視になりやすいのです。
さらにいえるのが、「ビタミン不足」。これは「生活習慣病の発症」にもかかわってくること。外食が多かったり、インスタント食品などを好む人は、「ビタミン不足」に陥る傾向があります。たとえば、目にいいといわれる「ビタミンA]。これが不足すれば、光を感じる能力が鈍り視力低下につながります。そして筋肉や神経の疲労回復に効果的な「ビタミンB群」。不足すれば「毛様筋」にも影響が出てきます。他にも、カルシウムやタウリンなど、目に大切な栄養素はいっぱいあります。こうした栄養素を日常の食事でバランスよく摂取することは、目によいだけでなく、体の健康すべてにつながってくることなのです。